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30年間、美人になりたいなんて、思ったこと無かった。

 

持って生まれたのは、下膨れの丸顔と、脂肪が多めの中肉中背、ペチャパイのファニーフェイス、おまけに大酒飲み。

 

「美人じゃないけど、君は愛嬌があるからな」

 

そう言われ続けて、ずっと満足してきた。

 

自分なりに、自分なりの生き方で過ごしてきた。

やりたいことや、やるべきことを探して、そこへ向かって走ってきた。

 

「好きなことして、生き生きしていいね」

 

そう言われるのもまんざらじゃない。

それが自分らしいと思ってきた。

 

そんな自分が気づけば30歳。

女は30歳から、なんて、本当に思ってた。いや、今も思ってる。

 

価値観は人それぞれ。

そんなこと言ってないで早く嫁に行け、なんて言われた数は知れない。

「自分なりに充実してるから」何を言われようが、気にならなかった。

 

そんな中、昨年妹が結婚。

心から祝福していた。

めでたい年が明けた、今年の正月。

実家へ帰り、毎年恒例の親戚の新年会。

 

そこで目の当たりにしたのは、想定以上に強い、私への風当たりだった。

 

朝から晩まで浴びせられた

「30歳独身にはなんの権利もない」

そんな扱い。

 

その言葉たちは私をこてんぱんに叩きつけて

自由に生きてきた自分はどこかへ追いやられ

ブスでデブで大酒飲みな自分へのコンプレックスだけで踏み固められた。

 

 

それから、私は復活できない。

ずっとずっと、「こんな自分」を責め続けてる。朝から晩まで。

 

鏡を見てはげんなりする。

 

辛すぎる。

 

この辛さから、逃げ出すには?

 

「こんな自分」から逃げ出せばいい。

 

こんな自分から逃げ出すには?

 

ブスでデブから逃げ出せばいい。

 

そう、美人になって、痩せたら、きっとこの憂鬱から解放される。

これは、切実な希望。

 

30年間、美人になりたいなんて、思ったこと無かった。

 

今、この憂鬱から解放されるために、きれいになることにした。

 

「努力」

 

一番嫌いなテーマだ。

 

けれど今、他に手段は無い。

せめてここで、日々どれだけ努力したかを吐き続け、

自分だけでも自分の頑張りを認めたい。

 

そんなことを考えながら、ワインが一本空きそうなところ。

 

ダイエットは、明日から。